27歳女、負け組なめんなよ!

幸せになってみせる!

小説 チョコレート①

こんばんは、Pです。

 

久しぶりに小説書いちゃいます。

サラリーマンとOLの社内恋愛物語。

地味ー笑。

 

 

 

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佐々木健太。26歳。会計士。

大手監査法人で働き始めて3年が経った。少しだけど、自分の判断の必要な難しい仕事もできるようになり、仕事は楽しくなってきた。

実家に住んでいて自立はできていないが、忙しいさを理由に特に気にしないことにしている。

 

僕は今、職場の同い年の女子に恋をしている。彼女の名は橘貴子。彼女は僕たちをサポートしてくれる契約社員のアシスタントだ。僕たちが面倒な仕事を頼んだりしても、笑って引き受けてくれる。

 

橘さんはアシスタントという立場なのだが、実は有名大学を卒業した頭の切れる女性だ。何故、契約社員という形態の仕事を選んだのか本当に謎なのだが、本人は特に気にしてなさそうである。

 

橘さんは1年ほど前にうちの会社にやってきた。その前は、大手メーカーの財務部でバリバリ仕事をしていたらしい。風のうわさで聞いた話では、異例の速さで幹部候補の研修生に選ばれたことにより、周りの同期の嫉妬を買いずいぶんといじめられてしまったようだ。

 

僕には信じられない。彼女が優秀だったことではなく、彼女をいじめる輩がいるということがだ。僕だったら絶対に守ってみせる。橘さんをいじめる奴なんて、この世の中で最も悪い奴だ。無期懲役の刑だろう。

 

橘さんの見た目は美人ではないが、清楚な感じだ。くりっとした目、長い黒髪、華奢な体。なんていうか、僕はとにかく、彼女を守ってあげたいのだ。

 

橘さんと僕が話すことはあまりない。仕事上、同じチームにはいるのだが、僕から仕事を頼むことはほとんどない。僕のチームにはアシスタントが二人いて、橘さんともう一人、山本綾香がいる。橘さんより2つ年上で新婚の彼女が僕の担当となっており、僕は基本的に山本さんに仕事を頼むことになってるのだ。

 

同じチームにいるのだから、橘さんに仕事を頼むことも勿論可能なのだが、僕が橘さんに仕事を頼むことによって、橘さんと山本さんとの関係が悪化してしまうのは良くない。

 

僕は、とても、橘貴子さんが、好きなのだ。

どんなところが、と聞かれると困るのだが、橘さんの全てが好きだ。

橘さんの明るい声、控えめなたたずまい、上品な言葉使い、なんでも笑ってくれるところ、仕事にドライなところ、子犬のようなくしゃみ。

 

橘さんの全てが輝いて見えるんだ。橘さんが登場すると僕の頭の中でお花畑が広がり、なんとも心地よい音楽がながれ、目の前が急に明るくなる。

 

ほんとに、僕は、恋をしている。